インハウス広告とは自らの手で広告出稿を行う手法のことです。
通常は売上が成長した後にコスト削減を行う目的で導入されることが多いですが、この記事ではサービスを立ち上げる初期段階での「インハウス広告」をおすすめしたいと思います。
僕自身約2年間グーグルアドセンスなどでリスティング広告出稿などを行っていましたが、その時に学んだ手法がのちに大変役に立った経験があります。
難しい側面もありますが、非常にお薦めです。
ウェブ広告出稿というとハードルが高いように思いがちですが、そもそも小規模事業者向けに仕組設計されているので、ある程度学ぶことで導入出来ます。
その中でもなぜ初期のインハウス広告出稿をお薦めするかといいますと、長期的視点でサービスが持つ潜在成長力を引き出すことが出来るからです。
短期的なコンバージョンアップを狙うのではなく、2~3年後の成長を見据えて種蒔きをするような感覚になります。
以下に具体的な利点について、詳細を挙げたいと思います。
- 予算がわずかても、気兼ねなく広告出稿が出来る
- ウェブマーケティングの基礎を学べる
- サービス内容の改善に繋がる
- 業者に広告出稿を依頼するさい、コミュニケーションが取りやすくなる
1.予算がわずかても、気兼ねなく広告出稿が出来る
専門業者に広告出稿を発注する際には、ある程度の予算がないと難しい場合が多いです。しかし、自分の手で行うのであれば数千円程度の費用からでも可能です。まだ勝ちパターンが確立していない時に、少ない予算のなかから広告費用を捻出するのは難しいような場合、小さな予算から試験的にスタートすると良いと思います。
2.ウェブマーケティングの基礎を学んで、のちに活かせる
キーワードやイラストなど広告に関する商材を準備する過程で、ウェブマーケティングの基礎を自然に身に付けることが出来ます。技術的な知識というよりも、インターネットの世界特有のフラットなあり方について実体験することは、間違いなくのちに大きく役に立つことになります。
3.サービス内容の改善に繋がる
リスティング広告に関するキーワードを考えたり、レコメンド広告のイラストを検討したりすることは、例えればどのように店舗に入って貰うかを工夫してゆくのような作業です。そのためサービス自体の改善に繋がることが多いです。
4.業者に広告出稿を依頼する場面でコミュニケーションが取りやすくなる
ある程度サービスが軌道に乗ってきた時点で広告出稿は運用代行業者におまかせするのが良いと思っていますが、その際にもインハウス広告出稿で得たノウハウが大きく役に立ちます。なぜなら広告の仕組みを理解した上で業者の方とコミュニケーションを取ることで納得感が高まり、先方から出てくるさまざまな提案についても前向きに検討できるようになるからです。その結果として、コンバージョン(お申し込み)数の向上を見込むことが出来ます。
補足:注意点として
こちらで紹介した方法のデメリットとしては、一人の担当者にノウハウが集中しやすいというという点が上げられます。その結果、担当者が休めないなどの負担が掛かりやすくなったり、他サービスなどとの連携がちぐはぐになったりするケースが考えられます。
対策としては、情報共有の仕組みを整えることが有効です。打ち合わせを必ず複数人で行ったり、記録を取って共有するなどの工夫が良いと思います。
まとめ
以上が、初期のインハウス広告出稿を行う利点になります。
いかがでしたでしょうか。
正直僕自身、知識ゼロからスタートして最後までしっかりと運用していたとはいえない状況だったように思いますが、今振り返ってみてもあの経験が非常に有効だったと感じています。
アカウントを作ってコントロールパネルを除くだけならタダですので、試してみても良いと思っています。
個人であれ小規模事業者であれ、現在何かしら仕事をしたり活動をしているということは独自の強みを持っているということです。そうした強みを活かす方法を学んでみて下さい。
最後に、参考になるページを紹介して終わりたいと思います。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
参考させて頂いたページ: