前回記事からの流れで、ウェブ広告についての記事を書きたいと思います。
今回は広告利用を例に挙げていますが、全て原理は同じです。
ウェブ広告とひとくちに言っても様々な種類があるのですが、個人的にこれまで利用したなかで最も手応えがあったのがソーシャルメディア広告でした。
ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどを経由する広告を差します。
コンバージョン率(広告費用に対するお申込み数)が他媒体に比べて大きく優れていたからです。
同時に利益率が高い商品への申込みが多いのが特長で、それに加えて2次拡散に対して課金が発生しないというコストメリットもあります(ツイッター広告)
こうした成果を上げられたのは優秀な運用会社のサポートに恵まれたことが大きいのですが、自分なりの工夫も良かったのではないかと思ってます。
この記事では、そんなソーシャルメディアを利用する広告出稿のさいの方法について、個人的な経験に基づいて書かせて頂きます。
はじめに
ソーシャルメディアにはアカウント自らが情報発信するコンテンツから好み・趣向を理解しやすいという特長があります。したがって、こちらからも出来るだけ方向性を明確することで効果を上げることが出来ると考えます。
あくまで常識的な範囲になりますが、他サービスとの差別化を打ち出して若干振り切る位の内容であったり、加えてユーモアを交えたりすることも有効です。
以下に具体的な方法をあげたいと思います。
サービス・商品は1つに絞る
紹介するサービスや商品はなるべく1つに絞るようにします。それは新しく開発した商品だったり、観る人にとってポジティブサプライズがあるようなものが望ましいです。
自身を例に挙げて恐縮ですが、コンシュルジュサービスという新商品を開発して展開したことがあります。
どちらかというとネット通販では取引を自動化することでコストを下げながら安く販売する手法がセオリーですので、その逆を狙ったわけです。
アンケートを実施してニーズを確認した結果でした。何より、実際にコンシュルジュを実行可能な優秀なスタッフ達に恵まれていたことも大きかったです。
広告は大きくヒットし、出稿翌日から約48時間シェアが止まらない状態になり、多くの問いあわせやお申込みを頂くことでサービスを次のステージを上げるような良い結果を生み出しました。
このように、明確な特長あるサービスを1つに絞り打ち出すことが有効な手段になります。
シェア対象のアカウントリストは自前作成する
広告を見て頂きたいようなアカウントのリストについては、可能な範囲で自分の手を使って作成することをお勧めします。
普段からこういう人にサービスを利用して貰いたい、と思っている対象をリストアップしてみてください。提供側のモチベーションにつながりますし、その結果サービス内容の改善に役に立ちます。
実際には好意的に受け取られることもありますし、ネガティブな反応を貰うケースも両方あります。ウェブの場合は改善が比較的容易ですので、都度ニーズに合うように変化をつけてゆく方法も良いと思います。
明確なベネフィットを設定する
広告には必ず1つ、誰がみてもこのサービスを利用してみたいと思えるようなレベルでのベネフィット(利益)を打ち出す必要があります。
深い共感を生み出し、幅広い範囲でのシェアに繋がります。
僕にとっての企画のコツは、利用者が外せないと考えている要素を考慮することです。
まだ言葉やモノでは表現されていない、しかしほとんどの人があったほうが良いと思えるサービスを考えてみるのも
例えば、昔「楽市楽座」という制度がありましたが、おそらく当時ほとんどの人が持っていた「関所や関税が少なければもっと場が盛り上がるだろう」という見えない共通概念を改めて表現したものだったのではないかと思います。
そうした要素を知るためには?個人的には率直に利用者に確認すると良いと思っています。提供者と利用者が良い場を生み出し、全員に取って長期的な成功に繋がると良いですよね。
工夫が必要な場面もありますが、仲間と話し合いを持つことも解決に繋がるのではないでしょうか。
まとめ
ここまでお読み頂き、ありがとうございました!
DX(デジタルトランスフォーメーション)を応援するコンテンツを更新しました。
これからオンラインサービスを立ち上げたいと考えている中小企業の皆さん・副業を始めるような個人の方々向けの内容になっています。
業務デジタル化約20年、EC立ち上げ及び運営約10年を経験してきた者で、これまで周囲からのサポートで得られた知見を世に役立てるようシェアしたく今回コンテンツを立ち上げました。
今後もどうぞよろしくお願いします。
さて今回の記事では、SNSマーケティングの活用方法を事例を含めて書かせて貰いました。
(広告利用を例に挙げていますが通常利用も原理は同じです)
ご存じの通りSNSが持つ特長はそのシェア力にあります。
私たちは普段仕事をする時、周囲からなるべく間口を広くとることを求められがちですよね。しかし反対に、SNSを活用するマーケティングでは間口を極端に狭めることが有効な手段になります。
例えば人気YouTube動画などの「~はするな」「これだけやれば」といったコンテンツは、一見ネガティブに見えますが確実に対象に届くことを目指しています。
具体的な改善策ですが、1.コンテンツ及びシェア対象をテキストに書き出して明確にする、2.さらに数回に分けて対象を絞るなどがあり良い結果を生むことが多く、第3者評価も大切です。
次回も宜しくお願い申し上げます。